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    2024年 デジタルエクスペリエンス・ベンチマークレポートを読むべき5つの理由

    2024年は、デジタルチームにとってまた厳しい1年になりそうです。 チームは、増加し続ける顧客の期待に応える、洗練された革新的なデジタル体験を提供することで、KPIを推進することを求められています。 同時に、経済が不安定な時代に求められる厳しい予算内で成果を出すことが期待されています。トラフィックが3.6%減少し、訪問コストが9.4%増加していることを考えると、特に大きな課題です。 今、デジタルの世界のリーダーは、自社のデジタル顧客体験の競争力を把握し、最高の体験を最大の効率で提供するために何に注力すべきかを正確に把握する必要があります。 2024年 デジタルエクスペリエンス・ベンチマークレポートとインタラクティブ・エクスプローラーは、今年のビジネスの成功に必要なインサイト、フォーカス、戦略的方向性を提供しています。 ぜひ、ダウンロードしてレポートをご覧ください。 我々はContentsquare における2023年のユーザー行動データを分析し、430億以上のセッション、2000億以上のページ閲覧、3590のウェブサイト、30カ国、10業界にわたる過去最大のデータセットを用いて、デジタル顧客体験の現状について分析を行いました。 このレポートには、トラフィック、エンゲージメント、コンバージョンの世界的なトレンドに関する重要なデータが満載です。 また、デジタル顧客体験を最適化し、カスタマージャーニーを向上させ、より満足感の高い顧客を生み出し、エンゲージメント、リテンション、コンバージョン、成長を促進するための戦略も豊富に掲載されています。 レポートの内容について、またはレポート内で用いられている指標、トレンド、インサイトの一部を覗きたい場合は、このまま読み進めてください。 1. 顧客体験を業界の同業他社と比較して測定 今年は10以上の業界を分析し、競合他社とデジタル体験の指標を直接比較できるようにしました。 消費財(2024年版レポートから新たに追加) エネルギー、公益事業、建設 金融サービス 製造 メディア 小売 サービス ソフトウェア 旅行・ホスピタリティ 電気通信 デジタルエクスペリエンス・ベンチマークレポートでは、一部の業界が他のすべての(またはほぼすべての)業界に影響を及ぼしている傾向を回避した理由についてのインサイトを共有し、2024年にベンチマークを上回るような体験を構築するためのヒントを業界ごとに示します。 さらに、レポートにアクセスするために登録すると、当社のインタラクティブ・エクスプローラーにもアクセスできるようになります。 インタラクティブ・エクスプローラーは、主要なインサイトをインタラクティブに可視化したページで、業界別にフィルタリングして、自社と競合他社との比較結果を一目で把握することができます。 2. トラフィックを集めるのが難しくなっている(そして獲得コストが高くなっている)理由 ベンチマークレポート内では、トラフィックをチャネルソース別、デバイス別、新規とリピーター別に分類しています。しかし、今年のトラフィックに関する最大の見出しは、トラフィック量についてです。 2023年、トラフィックは前年比3.6%減少し、全ウェブサイトのうち55%のサイトで2022年と比べたトラフィックの減少が見られました。 同時に、オーガニックから有料トラフィック(検索広告など、有料のチャネルをソースとするトラフィック)への移行も5.6%見られました。2023年には、有料トラフィックが訪問者の3人に1人(33.8%)を占め、新規訪問者の40%を占めるようになりました。 有料広告の成長は、モバイルトラフィックの継続的な成長と関連しており、モバイルの有料広告からのトラフィックはデスクトップトラフィックの2倍となっています。 有料広告の増加は、デジタルチームにとって問題です。 まず、当然のことながらコストがさらにかかります。2023年には、GoogleやMetaのような重要な獲得チャネルの広告費が増加し、トラフィックの減少と有料ソースへの移行により、訪問単価は9.4%増加しました。 次に、後述するように、有料およびモバイルのトラフィックは、デスクトップにおけるトラフィックよりもコンバージョンが難しい傾向にあります。 全体的なトラフィック量の減少と相まって、有料トラフィックの重要性が増していることは、一人ひとりの訪問者の価値がかつてないほど高まっていることを意味します。 そのため、訪問者に優れたデジタル体験を提供する必要があります。2024デジタル体験ベンチマークは、業界にとって優れた体験とはどのようなものかを理解するのに役立ちます。 3. ウェブサイトおよびアプリ内におけるエンゲージメントの理解 どの業界にも共通して言うことができる優れたデジタル体験とは、「エンゲージメントが高い」「フラストレーションを最小限に抑えられている」この2つが条件です。 では、まずはエンゲージメントの指標を見てみましょう。 訪問者が初めてウェブサイトにアクセスした瞬間から、魅力的なコンテンツで訪問者を惹きつけ、コンバージョンにつなげる必要があります。デジタル体験におけるエンゲージメントを測定するには、コンテンツ消費指標を使用します。 消費は、ページ閲覧やウェブサイト滞在時間など、セッション中に閲覧されたコンテンツの量を測定します。 2022年のデータではいくつかの主要な消費指標が低下し、ウェブサイトへの訪問者がますます短く、浅く、コンバージョンしにくくなっていることを示していることから「消費の危機」が生じているのではないかと私たち推測しました。 しかし、2023年には消費は全体で3%減少したものの(58%のウェブサイトで減少)、これは全体的な減少とはほど遠いものでした。実際、私たちが分析した業界の半数では消費量が増加しています。 これは素晴らしいニュースであり、2024年にあらゆる業界でコンテンツ消費が増加することが期待できます。 2024年 デジタルエクスペリエンス・ベンチンチマークレポートには、コンテンツ消費のためにジャーニーを最適化するためのヒントやベストプラクティスが数多く掲載されています。 どの業界も、コンテンツ消費、特にモバイルでのコンテンツ消費の促進に努めなければなりません。 モバイルのトラフィックは、現在、全業界で閲覧の69.7%を占めていますが(いくつかの業界では70%以上を占めています)、閲覧ページやセッションあたりの滞在時間では、デスクトップトラフィックに大きく遅れをとっています。 多くのブランド企業にとって、モバイルでのコンテンツ消費率を上げる一つの方法は、モバイルアプリに投資することです。 今年のベンチマークレポートでは、アプリ体験の分析を初めて取り上げ、アプリユーザーのアプリ内での滞在時間がモバイルウェブサイト訪問者よりも64%長いことを示しています。 4. […]

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    アプリのコンバージョン率を高める5つの方法

    コンバージョンを促進しないアプリはすぐに失敗に終わり、コンバージョンを促進するアプリは成功をおさめます。トップブランド企業が、どのようにアプリのコンバージョン率を最適化しているのか、そしてあなたにもできる方法をご紹介します。 アプリ開発者にとって、コンバージョンは非常に重要な要素です。コンバージョンを促進できなければ、アプリはオペレーションやプロモーションのコストであっという間に沈んでしまいます。つまり、コンバージョンを促進できるアプリを開発できれば、成功につながります。 この記事では、Uber Eats、ASOS、Hotels.comのようなトップブランド企業の事例をもとに、コンバージョンを促すためにアプリ内デザインを最適化する5つの方法を紹介します。 しかしその前に「アプリのコンバージョン」とは何か、アプリのコンバージョン率は何を測定すべきかという疑問について理解する必要があります。 「コンバージョン」はさまざまなことを指し、貴社のアプリにとってそれが何を意味するのかを知ることは、コンバージョン率最適化の重要な第一歩です。 アプリのコンバージョンとは何か? アプリのコンバージョン率は、アプリのユーザーのうち、希望するアクション(アプリのコンバージョン)を完了したユーザーの割合に基づいています。 大まかに言えば、測定できるアプリのコンバージョンには2つのタイプがあります。 アプリストアのコンバージョン: アプリのウェブページへの訪問者のうち、アプリをダウンロードした、または(検索経由でアプリをダウンロードできるAppleのApp Storeの場合)アプリをインストールした人の割合。 アプリ内コンバージョンイベント: アプリユーザーがアプリ内で希望するアクション(または一連のアクション)を実行した割合。 アプリストアのコンバージョンは比較的測定しやすく、ベンチマークも取りやすいです。 しかし、アプリ内コンバージョンイベントとなると、かなり複雑になります。 最も明白なコンバージョンイベントとして思い浮かぶのは金銭的な取引(例:商品の購入)ですが、実際には、運営しているアプリの種類によって、ユーザーに取ってもらいたいアクションが多数あります。 そのため、アプリのコンバージョン率に関して何かをする前に、コンバージョンゴールを定義する必要があります。 以下は、アプリのコンバージョン率最適化戦略の一環としてターゲットとするコンバージョンイベントの例です(業界によって異なります)。 モバイルコマース(MC) 商品閲覧 商品をカートに追加 決済開始・完了 銀行・金融サービス ログイン完了(銀行アプリはアプリを開くたびにログインが必要です) 口座開設 小切手の現金化 メディアおよびコンテンツ 閲覧・共有されたコンテンツ 定期購読開始 コメント 旅行 フライト予約 チェックイン完了 ポイント利用 SNS 友だちを招待 コンテンツの投稿 指定された数のアカウントをフォロー ゲーム ゲーム内アイテムの購入 アプリ内課金 ゴール達成 コンバージョンイベントを定義したら、次はそれらのイベントをできるだけ多く発生させましょう。 ここでは、試行錯誤を重ねた5つの方法をご紹介します。 アプリ内コンバージョンを最適化するための5つの戦略 それではアプリ内のコンバージョンの最適化、向上をはかるための5つの戦略を下記で紹介します。 1. 新規ユーザーを導入し、素早いコンバージョンにつなげる コンバージョンの目標が何であれ、最優先事項は、新規ユーザーがコンバージョンに至るまで十分に長く滞在するようにすることです。 これは、効果的なアプリ導入プロセスで、アプリを使用する理由と方法の両方を教えることを意味します。 新規ユーザーにコンバージョンの理由と方法を示すことと、導入プロセスが利用やコンバージョンへの長すぎる障壁にならないようにすることの間で、バランスを取る必要があります。 2. アプリのページ遷移をコンバージョンへの(柔軟な)経路にする 明確でわかりやすいページ遷移は、スムーズで満足度の高い体験をユーザーに提供するために不可欠です。しかし、コンバージョンへの道筋を提供するためにも重要です。 […]

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    顧客体験の効果を最大化する5つの戦略ーー2023年デジタルエクスペリエンス・ベンチマークレポートを読み解く

    2023年、多くの企業にとっての将来は不確かなものになりつつあります。あらゆる業界において、企業は自社の体制強化を優先し、自社にとって不要なイノベーションへの投資がないかどうか、常に神経を尖らせています。そのため、ビジネスの専門的な視点からの情報提供や、デジタル顧客体験のカスタマイズによる、経済的逆風が吹く中でより効率的な成長を促進するためのデータが、かつてないほど緊急に必要とされているのです。 今すぐアクセス:2023年 デジタルエクスペリエンス・ベンチマークレポートおよびインタラクティブエクスプローラー   2023年のデジタル顧客体験に関する年次調査では、26カ国、9つの業界、2942のウェブサイト、350億のウェブサイト訪問、1610億のページ閲覧から12カ月分のデータを抽出し、2023年における成功に必要な知見をまとめました。   2022年の顧客体験を形成していた、ユーザー行動における世界的に重要なデジタルトレンドを特定しました(業界リーダーおよび遅れにつながるパフォーマンスを定義)。また、データを図表にまとめ、デジタル顧客体験の現状を鮮明に描き出すことで、貴社や、貴社の経営幹部の方々に役立てていただけるようにしました。 本レポートでは、2023年に向けてデジタル体験と投資を最適化し、注目、エンゲージメント、収益を獲得するために、貴社のデジタルチームが活用できる実用的な知見を数多く記載しています。 本レポートをダウンロードし、デジタル顧客体験戦略を策定して、2023年における顧客満足とビジネスの成長にぜひお役立てください。   1. 顧客体験の指標を同業他社と比較してベンチマーク(対照的に評価) このタイトルにある通りです。2023年 デジタルエクスペリエンス・ベンチマークレポートは、9つ以上の業界において2022年のデジタルパフォーマンスを測定するためのベンチマークを提供します。 小売  旅行・ホスピタリティ 金融サービス 通信 製造 エネルギー・公益事業と建設 メディア ソフトウェア サービス お客さまの業界において何が注目されているのか(あるいは注目されていないのか)、また、お客さまのビジネスが正しく成功をおさめているかどうかをご確認ください。当社の他の知見に基づきデジタル顧客体験戦略を策定し、2023年におけるトップ企業となるための方法をご覧ください。   2. 2022年のウェブトラフィックの傾向を読み解き、コンサンプション(コンテンツの消費行為)における課題を解決 3四半期にわたって低迷していたトラフィックが、第4四半期には5%の増加となりました。これは良い結果のように思われます。 しかし問題は、トラフィックが増加しても、セッションのコンサンプションが減少していることです。1セッションの時間が短くなり、ページ閲覧数が減り、スクロール率が下がるということは、サイト訪問者とエンゲージする(コンバージョンしてもらう)ことが難しくなっていることを意味しています。 特に、広告などによって生成される有料トラフィックが全体のトラフィックの25%、モバイルトラフィックの31%を占めていることや、2022年の有料コンバージョン率が2.9%低下したことを考えると、訪問者の「流し見」は、ブランドの収益に悪影響を及ぼすと考えられます。 しかし、諦める必要はありません。当社のレポートでは、デジタル顧客体験におけるカスタマージャーニーを、始まり(トラフィック)と終わり(コンバージョン)だけでなく、注目されていないその間のすべての重要な要素も含めて完全に分解しているため、2023年を通じてコンサンプションとコンバージョンを促進するための戦略を策定することができます。   3. 訪問者のフラストレーションにつながる要因を発見し、直帰率を最小化 優れたカスタマージャーニーは、1ページ目からユーザーを惹きつけ、そこからコンバージョンに至るまで(そしてそれ以降も)ユーザーを手放しません。一方で、カスタマージャーニーにおける最大の課題はフリクションであり、ブランド運営企業が最も避けるべきは、ユーザーにフラストレーションを感じさせてしまうことことです。 2023年 ベンチマークレポートでは、まだ多くのユーザーがフラストレーションを感じていることが明らかになりました。それは、3人に1人の割合です。 ジャーニーからこのフリクションを取り除くことは、2023年のデジタル顧客体験戦略において重要なポイントであり、Contentsquare がそれを支援します。 当社のレポートは、DX(デジタル顧客体験)における6大フラストレーション要因を特定し、それらが訪問者に与える影響を数値化したものです。これらの要因を早急に把握し、デジタル顧客体験から排除することで、収益の増加が実現できます。   4. ユーザーアクティビティの力を引き出す:デジタル顧客体験の新たな最重要メトリクス 当社のレポートは、お客さまがすでにご存じかつ関心のあるすべての指標(直帰率、コンバージョン、トラフィックソースなど)を網羅しています。しかしその中には、現在多くの企業が見落としているものが1つあります。それはアクティビティです。 当社の分析によると、この指標を向上させることは、効率化、ユーザーのコンバージョン、成長の促進にとって非常に重要であり、2023年のデジタル顧客体験戦略における最優先事項です。 では、アクティビティとは何でしょうか。簡単に言うと、アクティビティとは、訪問者がジャーニーを進める中で個々のページで行うスワイプやスクロール、クリック、タイピングなどの物理的な接触を測定するものです。アクティビティについての詳細は、ベンチマークレポートをぜひご覧ください。 訪問中にユーザーがコンテンツと接触した時間の割合で定義すると、アクティビティが多いほど直帰率が低くなり、コンバージョン率が高くなることがわかります。   5. 2023年のデジタル顧客体験戦略に向けた投資優先順位の決定 今年は技術予算がさらに厳しくなると予想されるため、1ドルでも賢く使う必要があります。Forrester 社は、2023年には、企業の80%がイノベーションの取り組みの軸足を、創造性から回復力へと移すと予測しています。 当社のレポートは、テストと最適化の取り組みを集中的に行うべきページに焦点を当てることで、まさにそれを支援するものです。当社は、9つの業界全体と各業界の両方で、MVP(Most Valuable Pages:最も価値のあるページ)の選出を行いました。また、購入者のセッションを分析し、購入者がコンバージョンまでに閲覧し、最も時間を費やしているページを明らかにしています。 […]

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